メディア別チェックポイント集
視覚的メッセージを使う場合
視覚的なメッセージとは
視覚的なメッセージには、ポスター、広告、展示、ツアーとデモンストレーション、さらにテレビによる方法が含まれます。
【ポスター、広告、展示の作成上の留意点】
□ 受け手の言葉を使い、受け手が読めるものであること。
□ メッセージは単純で明確な内容であること。
- 道路脇にたてる看板に小さな文字でたくさんのメッセージを書いてもだれも読みませんし、逆に危険ですらあります。
□ 絵柄と内容が一致しているものであること。理解を助ける図や絵や写真を使うこと。
- 単にソフトな感じを出すために、内容と異なるイメージのグラフィックを使うと、「ごまかそうとしている」などと受け取られてしまいます。
□ 受け手が見る場所に置くこと
□ 問合せ先を必ず明記し、情報ニーズに応えること。
【ツアーやデモンストレーション(施設見学)の留意点】
□ すべての人に参加する機会が提供されるように工夫すること。
□ 受け手の多様性に応じて、参加可能な時間帯や障害者への配慮などをすること。
□ 適切なツアーやデモの説明者を選ぶこと。 (→話し手の選び方)
□ ツアーの目的を決めておくこと。
- ツアーの目的はあくまで現場を見てもらうことです。安全性について納得してもらおうとすると、反感を買ってしまうでしょう。教育プログラムとしてのツアーの場合も、事実を教えるだけにしましょう。
□ 組織側と受け手側のニーズに配慮すること。
- 排ガスのリスクを心配しているツアー参加者に、きれいな工場周辺の景色を見せる必要はありません。
□ 他のツアーやデモンストレーションを経験すること。
- あなた自身が参加者となって、どのようなツアーが楽しく、効果的であるかを体験しましょう。
【テレビ放送の場合の留意点】
TV放送は、情報をわかりやすく多くの人々に伝達する効果的なメディアですが、
あなたがその内容や受け手の印象をコントロールすることはほとんどできません。
話によるメッセージ伝達のところで述べたような留意点を踏まえて、慎重に対応しましょう。
より正しくメッセージを伝えてくれるTV局や科学番組を選ぶことも重要です。(→マスコミとの付き合い方)
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